イケメン侯爵様とお試し結婚!?
この際、結婚がなくなるのならなんでもいいわ。
そもそも、こんだけカッコよくて、人気のある人がなんでわざわざ私と結婚するのよ。

おかしいじゃない。
絶対後悔するわ。
私も、そしてヴァン様も。

アマルダの言葉に、笑顔だったヴァン様の顔が一瞬にして厳しい顔に変わります。
そして、先程よりも低い声で言ったのです。


「では、あなたが私を好きになってくれたのならいいんですね?」

アマルダを見つめる瞳がギラリと光ります。
その瞳に捕まり、動けなくなってしまいました。
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