イケメン侯爵様とお試し結婚!?


陽はだんだんと傾き、街は綺麗なオレンジ色に染まって、人の数もアマルダが見た時よりは少なくなっていました。
何も言わずに帰り道をただ歩いていました。

でも少し違うのは、手を繋いで歩いている事。

本来のアマルダなら手を繋ぐ事に抵抗するのでしょう。
ですが、その時はなぜかその繋がれた手を振り払う事が出来ませんでした。

むしろ繋がれた手の暖かさが心地よくて、離せないでいたのでした。


手を繋ぐ事がこんなに安心するなんて。
この手を離したくない。
私、ヴァン様の事が・・・。

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