俺の彼女が照れないんだけど。
トン、
藍の背中が壁につくと、逃げないように両サイドに手を置く。
まぁ、一度は好きなやつにやってみたい壁ドンだ
「えー言わなきゃダメ?」
「うん、ダメ」
「めんど」
あ。きずついた
今のは傷ついた
「藍、言わないとキスするよ?」
「えーそれもヤダ」
彼女にキス嫌がられるってこれどーなの
「はい、はやく。
5、4、3、2、1…」
傷ついているのが悟られないように意地悪に笑いながらカウントを数えた。
「………お母さんには負けるけど、
好き」
うん。
なんか前に余計なの入ったね。
でも、それでも、
「藍、可愛い」
チュッ
「うわぁ、キスされたぁ」