お面妖狐


記憶がなくても、また会えたらいいな。





「いきます」





あのときみたいに、一馬から強い風がふき、総司を見ると、頭を押さえて苦しんでいた。






「びゃくや…さん…っ」


『っ!!総司!!また!!またいつか会おうね!!!!』


「は…いっ!!!」





その言葉をあとに、私は人間の前から姿を消した。





***

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