お面妖狐
3年後





「ちょっ!!待ってくださいよ!!!」


『ほらほら!!!一馬早く早く!!』





3年たった今。

私は21歳になり、兄様は23歳。
一馬も23歳。となった。


今日は、森にある木の実がちょっと少なくなってきたから、町におりていろいろ集めることにした。


兄様は家でのんびりしてついてこないみたいだから、一馬と一緒に来た。





リンッ





「白夜様!!お面つけてください!!」


『え~。もういいよー。それに、あのお面はあげたの~』


「ちょっ!!えぇぇぇぇぇ!!!!!」





そ。大切な人にあげたの。



ガヤガヤ





「はぁ…はぁ…。相変わらず、町はにぎやかですねぇ」


『町はにぎやかじゃないと!
ほら!ちゃっちゃっと買って帰るよ~』





一馬の手を引いて町にはいった。





『どうする??』


「そーですねぇ。魚は川で狩れますし、
やっぱり、木の実ですねっ!」


『町に木の実って売ってるの?』


「…ないと思います…」

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