お面妖狐




「俺も京に行くかな」


『本当?!』


「あぁ。ここは長州がよく来るからな。
京も危ないと思うが、新撰組がいる。
長州は新撰組が殺ってくれるかもしれん」





確かに。長州も新撰組を嫌ってたみたいだし。





「ゲホッゲホッ…。おえぇ…」


「き、きつい…ですね…」


『!!!総司?!平助?!』






ま、まさか…追ってきた?





「白夜、この人たちは?」


『新撰組の沖田総司と藤堂平助。
この二人に私の刀を預けたの』


「へぇ。この二人にねぇ」





ダメ、だったのかな?





「この二人は、平気みたいだね」




よかった…。
心読んだみたい。





「白夜さん、この人は??」


「わぉ。白夜とおんなじ…」





平助、本当にバカなんだね。


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