お面妖狐





「…嫌だけど、美夜の頼みならいい。
だが、ほかの幹部がどう思うかだけどな」


「僕と平助君は許可してますよ♪」





土方が悩む。





「源さんと近藤さんは絶対許可してくれるからな。
あとの佐之と新八と山南さんと斎藤が許可してくれるかわからねぇ」


「許可してくれなくても、
俺がここに白夜を迎えに来るまで、預かっててもらわないと、、、」


「まぁ、会議してみるか。
俺が許可したんだ。みんなもあんまし文句は言えないと思うからな」


「トシくんありがとね」


「あぁ、なるべく早く迎えにこいよ」


「わかってるって」





これから兄様はなにをやるんだろう…。

心配だ。






「白夜?元気でな。また迎えに来るから」


『…うん』


「総司と平助がなんかあったら守ってくれそうだし、
あと、バレないようにな」ボソッ


『うん。兄様も元気で』






兄様は私の頭をポンポンっと優しく撫でると、森に姿を消した。

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