お面妖狐
『みつけた』
【なっ!!!なんでここに!!】
『そりゃあ、さっきの奴は殺したからに決まってるじゃん。
どんなに探しても屯所の中にはいないよ』
【はぁ?】
『だって、ここにいるじゃん。あんたの目の前に、化け物がさ』
ボワッとまた狐火をだすと、さっきの奴のようにヒッと声をあげる。
『残念。メス狐しかいないよ』
ザシュッ
斬って倒れたやつを新撰組の外にポイッと捨てて、地面についた血を自分の血と重ねると、血は灰になって消えた。
これで証拠隠滅。
でも、少し深く切りすぎたかな。
血がまだ出てくる。
「なにやってるんですか?」
『っ!!』
やば、血に気をとられてた。
「って!怪我してるじゃないですか!!」
目いいな総司は。
「早く来てください」