Love Place
「莉茉。私は今回の同窓会、行くべきだと思う。」
「そっか…」
「仕事も大分落ち着いてきたし、ちょうどいい機会でしょ」
「うん……わかった」
そうして、朱里に背中を押されて。
私は同窓会に行くことにした。
それから世間話をしながらご飯を食べ終えて。
私達はお店を出た。
「朱里、今日はありがとね」
「そんなのいいよ。何より、莉茉は自分ひとりで抱え込んだらだめだよ?」
「うん……」
そんなことを言ってくれた朱里の優しさに。
少し涙が出そうになった。