Love Place


「莉茉。私は今回の同窓会、行くべきだと思う。」


「そっか…」


「仕事も大分落ち着いてきたし、ちょうどいい機会でしょ」


「うん……わかった」


そうして、朱里に背中を押されて。


私は同窓会に行くことにした。



それから世間話をしながらご飯を食べ終えて。


私達はお店を出た。


「朱里、今日はありがとね」


「そんなのいいよ。何より、莉茉は自分ひとりで抱え込んだらだめだよ?」


「うん……」


そんなことを言ってくれた朱里の優しさに。


少し涙が出そうになった。



< 46 / 194 >

この作品をシェア

pagetop