イジワル同期とルームシェア!?
『大士朗、私……二番目でもいいんだよ』


思い切って言った。

だって、そうでしょう?
愛し合う二人が引き裂かれるなんて、ひどいでしょう?

それなら、どんな形だって、大士朗と繋がる道を選びたい。


『二番目だなんて、そんな自分を軽んじることを言っちゃダメだ。僕は文に幸せになってほしいんだ。だから、愛しているけれどきみから離れる』


大士朗の苦渋の表情に私は涙を飲み込んだ。
彼だってつらいんだ。

でも嫌だよ、離れたくないよ。

そんなやりとりを何度かしたけれど、結局私は別れを了承した。

今週末には部屋を出てほしいという要請も、素直に受けた。

涙のランチタイム(実際涙は堪えたけれど)を終え、オフィスに戻っても私に力はなく、午後は死んだように仕事をしたっけ。
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