イジワル同期とルームシェア!?
一時間半後、タクシーで現場に乗り付けた私と青海は、銀座の超高級寿司店の門構えから出てくる男女を発見する。

それは紛れもなく大士朗と、受付の新人・鈴木さん。

背の高い大士朗は、小柄な鈴木さんの腰に窮屈そうに腕を回している。

有名なファストファッションの入るビルの陰から、その光景を目撃している私は震える声で言った。


『鈴木さんにこの上もなく似てるけど、あのレディが大士朗の婚約者の社長令嬢ってことは……』


『うん、ねーわ。100パー、ねーわ。それに俺、受付係の小森先輩に相談されてんだよね。鈴木さんが御曹司に引っかかってるかもしれないって。ほら、あいつ会社や自分の評価をよく知らない若手の女子社員を狙うからさ』


それは私も含まれるんでしょうか。
そうでしょうね、ハイ。
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