イジワル同期とルームシェア!?
「運んでくれてありがとう」


会議室のテーブルに荷物を置き、元希の顔を見上げる。元希はふいと顔をそむけ、片手を上げると行ってしまった。

元希は何を言いかけたのだろう。

そして、私、全然駄目だ。
うまく話せなかった。

久しぶりに元希と会えたことは戸惑いも大きかったけれど、嬉しさもあったのだ。
昔みたいに冗談まじりのやりとりもできたはずなのに。
……本人を見たら竦んでしまった。

気付いたことがある。
元希と私の視線は一度も合わなかった。互いの顔は見たはずなのに、視線が交わることはなかった。

それはそのまま元希の意思のようだった。

元希は距離を置きたいのかもしれない。


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