イジワル同期とルームシェア!?
大丈夫かと聞かれると、ペーパードライバー歴7年なもんで、あんまり大丈夫じゃない。
都内なんて運転したことないもん。

レンタカーを返すのがお近くで土地勘のある新橋駅前だから、なんとかOKなんだよ。

青海が立ち上がる。コーヒーをぐっとあおり、食器を流しへ。いつもの仕事鞄を持つと、私に鍵を放ってくれる。


「預けとく」


リアルなカエルストラップ付きの鍵を、ちょっと引きながら受け取る。

青海は片手を上げて、出ていった。

うーん、この非日常をモノともしない通常運転ぶり。

私は自分の食器と青海の残した食器を洗いながら、あらためて考える。

何やってんだろう、私。
青海は何も気にしていないみたいだけど、やっぱりこの状況は異常だ。

恋愛感情無しの若い男女が一つ屋根の下ですよ。
テレビとか小説みたいにはいかないっつうの。


「早いうちに新居を探さなきゃ」


タオルで手を拭きながら、私はひとりごちた。




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