イジワル同期とルームシェア!?
一階へ階段で降りると、まさに帰社してきた青海と鉢合わせた。


「ブン、ちょうどいいところに。今、LINE送ろうかと思ってた」


「なに?」


私はひそめた声で問い返す。
ついでに、周りに青海と私以外いないことを確認してしまう。

内容さえ聞かれなければ、同期が二人でいたって何の後ろぐらいこともないはずだ。
なんだか私、過剰になってるなぁ。


「今夜、定時上がりを狙ってたんだけど、微妙なんだよ。腹減るだろうから、先になんか食べてて。21時くらいには帰れるから」


「え、そのくらいなら待てるよ。急がず帰って来なよ。一緒にピザ食べようよ」


答えながら、このやりとりにムズムズする。

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