イジワル同期とルームシェア!?
「タンスも買えよ。いつまでもバッグからパンツ出し入れしてるのダルイだろ。プラスチックの三段くらいのやつ。可愛くはないけど、軽いし実用的だぞ」


「あー、そうだね。それ欲しいかも」


ずっと住んでた部屋から大士朗の部屋に引っ越す時に、ほとんどの家具は捨てるか、リサイクルに出すかしてしまった。

きっと、私はもう家具がいらないと思ったんだろうな。
これからは大士朗と一緒だから、ひとり分の収納や食器は不要だと思ったんだ。

お布団を捨てなかったのが奇跡。
っつうか、断舎利した方がいい程度に私物はあるんだけどね。


「タンスとか重いヤツ運んでやるよ。一緒に行こう」


「おう……元希、イイヤツ」


「今、“青海”って呼びそうになっただろ。ペナルティつけるぞ。一回呼び間違えるごとに500円。ここにあるブタさん貯金箱に入れろ」


元希がチェストの上の古き良きブタさん貯金箱を指差す。
こいつ、またゲームする気満々だな。
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