もう一度…

霊能師

「すみません。
お待たせしてしまって。」

そう言いながら、男の人が出てきた。

「君、彼が神崎さんだよ。
きっと相談に乗ってくれる。」

(え…?男の人…?)

「あ、あの…私が聞いた神崎さんは、女性の…」

クスッ…

(へ…?)

「ああ。すまない…
笑ってしまった。

きっと君が言ってる神崎は、俺の母のことだね。
母は亡くなりました。
俺が母の跡を継いだんです。」

あっ…そういう事だったんだ…


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