もう一度…
「…ミカ…もうやめよ…?
私は、なんとも思ってないし、
雅也くんが助かって良かったと思ってる。

それに…ミカに感謝してる。」

「へ…?」

「確かに、ミカの言うとおり
雅也くんを助けなかったら、こんなことにはならなかった。けどね、こんなことにならなかったら、
私は聖には会えなかった。

ううん…きっと会わなかったし、
これからも会わなかったと思う。

ミカ…ちょっと耳貸して…?」

そう言って私は、ミカの耳に近づき耳打ちで伝えた。


「…ホントはね…ずっと聖のこと気になってたし
考えてたんだ…だから、こうなった時なんか
聖に会いたいなって、思ってた。

だからね…ミカに感謝してるの…

ありがとね、ミカ。」


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