もう一度…
私は首を横に振った。

「ううん…私が助かったのは、
メイがこの街に来てくれたからだよ…
あのままだったら私ここに居なかった……

ありがとう…メイ。」


メイが頷く。
 
!!

「シオン!ごめんね…ホントにごめんね…」

そう言って抱きついてきたミカ。

「…なんで謝るの…?
ミカは何も悪いことしてないでしょ…?
だから、謝らないの…」


「ううん…
私はシオンに悪いことしたのっ!

シオンがこんなに苦しむなんて分からないで、
私は…雅也を助けてって…シオンに頼んだ…

自分のことしか考えてなかった…
私が頼まなかったら、シオンは…
こんなことにならなかった……だから…」







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