もう一度…

決意

ただ、普通に授業が進められていく。

授業が終われば、学校を出る。
ただ普通に登校し授業を受け、学校が終わり帰宅…
そんな毎日がしばらく続いた。


正直、私は迷っていた。

このまま、学校に通っていても良いのか。
家族が誰もいなくなった今、ただ学校に行くだけの毎日なんて。

いつかは、お金も無くなる。
そうなると、生活なんて出来ない。





どうしたらいいの…?
「…さん、お父さん…」

私は、いつからか涙もろくなっていた。
きっと唯一の家族だったお父さんが亡くなってからだろう。


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