No one can replace 『貴方の代わりには、誰もなれない。』
Ⅷ 帰国の妹と旅立ちの私
そのころ
彩乃は空港に降り立った。

タクシーの中から
姉に電話をして
圭吾の付き添いのお礼と
お土産を買ってきた事を伝えた。

一度、自宅に戻り荷物を置いてから
圭吾の元に行くことにした。

その頃、圭吾は目が覚めて
横に彩乃がいないことにがっかりし
手探りでリビングに行き、
彩乃の名前を呼ぶが
‥‥‥やはり‥‥返事は‥ない。
家に一度 帰ったのかと思い、
待つことにした。

昨夜の彩乃な涙も気になるが‥
今まで抱いた彩乃とは違っていた‥

あまりにも夢中になって、
避妊をしなかった。
そんなこと、一度もなかった圭吾は
自分でもびっくりしていた。

色々、考えいると
玄関から、ドタバタと‥‥

「けいご~っ」と
彩乃が、叫びながら抱きついてきて
圭吾の顔中にキスをする。

圭吾は、
「えっ?どうしたの?
     昨日と全然ちがう。」と。

彩乃は、しまったとおもい
「志向を変えたの。」
と、ごまかした。

圭吾は、
「彩乃、お腹すいた。
早く、ご飯食べたい。」と、言い

彩乃は、
「えーっ」と‥‥‥

彩乃は、料理とかしたことがない。
手がよごれるのも嫌だし。

どうしょうと、思うが‥
なんとか、コンビニで買ってくるで
了承してもらった。

圭吾は、“なぜ?”
と、思うが、

彩乃もずっと作ってくれていたから、
疲れているんだ
と、思い。

「たまには、コンビニでいいよ。」
と、言った。

でも、夜もデリバリーで
圭吾は、がっかりしていた。

彩乃は、姉に付き添いを頼んだのだから
文句も言えずに
ひたすら圭吾に謝って
次の日から、母に色々作って貰い
持っていくようにした。

でも、明日には、それも出来なくなる。
圭吾の目の包帯がとれるのだ。

その時に
また、改めて考えば良いと
彩乃は、軽く考えていた。
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