♡〜ラブアドバンス〜独女歩数計オムニバス形式♡
第二歩 甘え上手〜年下のイケメン〜


第二歩


「おかえり〜」
出迎えてくれたのは、年下イケメンの悠人。

「ハンバーガーのセット買ってきたよ」
悠人にマクドナルドの紙袋を渡す。

「サンキュー」
裸足で玄関に出てきた悠人は、私の頬にチュッとキスをした。

紙袋をガサガサ言わせて、悠人は氷の溶けたスプライトのカップを出してストローをさし、すする。

「もう、最悪なんだけど」


「なに? 映画?」

洗面所で手を洗う私にひっついてくる悠人。

「違う。ううん、映画もだけどさ、映画のあと、食事したんだけどさ」
手を洗う私の後ろに立っている悠人。

「うん」

悠人は抱えた紙袋からハンバーガーを出して包み紙を半分はいでかぶりつく。

タオルで手を拭き、悠人の方へ振り返る。
「食事した男にさ、黙っておごらされたんだよ?! 信じられる? お金も払わないで先に帰ったんだから」

リビングに歩いていきながら悠人に映画館で会った岡田という男の話をした。


ソファに座ると、悠人が冷蔵庫から缶ビールを出してくれた。

「はい、花ちゃん。お疲れさま。今日は酷い目に会ったんだね、かわいそーに」

ソファに来て、隣に座り悠人は優しく私の頭を撫でてくれる。

「悠人、手、拭いたの?」

「大丈夫だよ。綺麗な方の手だから」
ポテトをくわえながら、悠人が答えた。

悠人の胸に頭を持たせかける。

軽く瞼を閉じると、居心地の良さについ眠気に襲われそうになった。

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