あなたの狂おしいほどの深い愛情で、もう一度恋ができました
 私個人としてはスッピンでも構わないが、一応ここは会社だ。
 来客の対応もあるから、それなりに薄く化粧はするようにしている。
 ナチュラルメイク……というにはおこがましいほどの薄さだけれど。

「どれどれ? ……メイクしてるよ。 アイラインも入ってる。元々肌が綺麗だから、ファンデが薄めでもいいんじゃない?」

 架くんが突然私の顔を覗き込み、至近距離でチェックしてきた。

 架くんの顔が男の人にしてはすごく整っているのは、さすがに恋愛音痴な私でもわかる。
 スッと通った高い鼻筋と、柔らかそうな薄めの唇。それに、やさしそうな瞳をしている。
 バランスの取れた綺麗な顔立ちだと思う。
 程よく茶色がかった癖のある前髪が、額を覆っていてカッコいい。

 そんな綺麗な顔が至近距離にあると意識すれば、どんどん自分の顔が紅潮していくのがわかった。

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