あなたの狂おしいほどの深い愛情で、もう一度恋ができました
パソコンの電源を落として、ふたりでオフィスをあとにした。
下へ降りるエレベーターに乗り込んですぐ、樹沙ちゃんがバッグからスマホを取り出した。誰かから連絡があったようだ。
「彼から?」
メッセージアプリだろうか。樹沙ちゃんはスマホの画面を見て微妙な笑顔になりながら私にうなずいた。
「葉月さん、すみません。彼が会社の近くまで来てるみたいだから、先に帰ってもらえますか?」
「あ、そうなの。わかった」
急なデートのお誘いでも来たのかな。会社まで迎えに来るとは、仲が良くてほほえましい。
「じゃあ、また明日。お疲れ様」
エレベーターを降りてビルの外に出る。
そこで立ち止まった樹沙ちゃんが「お疲れ様です」と笑顔で会釈してくれたので、私は軽く手を振って駅方向へと体の向きを変えた。
歩き始めて、ほんの十歩くらいだろうか。時間にすれば数秒だ。
後ろで樹沙ちゃんの名を呼ぶ男の人の声がして、私はなんとなく振り向いた。
下へ降りるエレベーターに乗り込んですぐ、樹沙ちゃんがバッグからスマホを取り出した。誰かから連絡があったようだ。
「彼から?」
メッセージアプリだろうか。樹沙ちゃんはスマホの画面を見て微妙な笑顔になりながら私にうなずいた。
「葉月さん、すみません。彼が会社の近くまで来てるみたいだから、先に帰ってもらえますか?」
「あ、そうなの。わかった」
急なデートのお誘いでも来たのかな。会社まで迎えに来るとは、仲が良くてほほえましい。
「じゃあ、また明日。お疲れ様」
エレベーターを降りてビルの外に出る。
そこで立ち止まった樹沙ちゃんが「お疲れ様です」と笑顔で会釈してくれたので、私は軽く手を振って駅方向へと体の向きを変えた。
歩き始めて、ほんの十歩くらいだろうか。時間にすれば数秒だ。
後ろで樹沙ちゃんの名を呼ぶ男の人の声がして、私はなんとなく振り向いた。