あなたの狂おしいほどの深い愛情で、もう一度恋ができました
「だから、葉月好みの男はいたのかって聞いたの」
「いませんよ」
「ふぅ~ん。もしいたら、先に葉月がアプローチしていいからね」
なにを言うんだ、会社の責任者が。
イベントに集まる女性をだしぬいていいと? そんなのはダメに決まっている。
「どうせ葉月は真面目だから、ルール違反です! なんて思ってるんでしょ?」
なぜわかるのか不思議で仕方ない。社長は読心術でも得とくしたのだろうか。
「相手はね、出会いを求めて来てるのよ? 気に入った男がいたら、そんなの早いもの勝ち!」
「そ、そんな……スーパーの特売じゃないんですから」
「葉月、アンタはかわいいんだから、恋愛に消極的なんてもったいないわ」
……かわいくなんて、ない。それは自分が一番よく知っている。
「いませんよ」
「ふぅ~ん。もしいたら、先に葉月がアプローチしていいからね」
なにを言うんだ、会社の責任者が。
イベントに集まる女性をだしぬいていいと? そんなのはダメに決まっている。
「どうせ葉月は真面目だから、ルール違反です! なんて思ってるんでしょ?」
なぜわかるのか不思議で仕方ない。社長は読心術でも得とくしたのだろうか。
「相手はね、出会いを求めて来てるのよ? 気に入った男がいたら、そんなの早いもの勝ち!」
「そ、そんな……スーパーの特売じゃないんですから」
「葉月、アンタはかわいいんだから、恋愛に消極的なんてもったいないわ」
……かわいくなんて、ない。それは自分が一番よく知っている。