私のダーリン

すれ違う2人 和香と隼

窓からさす日差しに起こされ
泣き腫らした目を押さえた。

昨日の出来事は夢‥。そう思いたい。
身体に力が入らない。
ベットから滑り落ちるように
ふらふらと立ち上がると

冷蔵庫のミネラルウォーターを
身体の中に流して込む。

「ふ〜‥。私なんなんだろう。こんなに
弱いんだ。」
「ぁはは‥何で、何でよ‥」
頬をつたう涙が
フローリングにポタポタっと落ちる。
ゆっくりとソファーに寄りかかり
榊さんに
メールした。

「急にすみません。しばらくお休みさせて
下さい。」
送信。
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