嫌なアイツ





車のデジタル時計はもう6時前を知らせていた。


ほんの数分しかあの場所に居てなかったのにもう辺りには日が当たり明るく成ってる…


ほんのつい数分前まで真っ暗だった景色が今は鮮明に写し出され鮮やかな色を見せてくれてる。


本当に太陽って不思議だ…

そう思った。



太陽が昇るから木々や植物達も育ち育んでくれる。

私達人間にも光と言う幸せでやさしい未来を毎日、過ごせる様に太陽は見守ってくれる。

本当に太陽は愛しい者達へ幸せを運んでくれる。



有り難い事だよね。



外を観てこんな事を私は思ってた。



『愛莉?またなにか考え事?』


翔に声を掛けられ私は今、思ってた事を翔に話した。



『愛莉は色んな事に感謝するんだね。本当に関心するよ…ごく当たり前の事を当たり前に捕らえず感謝する事から始めるんだから…』


翔に何故か?褒められた気がした。



私はごく当たり前の日常を当たり前の様に過ごすのは勿体ないから感謝の気持ちを持って毎日を楽しく過ごす。

これが自分に一番あった生活のスタイルだと言った。



『愛莉と一緒に住むと毎日がきっと楽しいんだろうね。』


翔は笑顔で言った。









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