嫌なアイツ
私の格好と言えば…
Tシャツにジーパン髪はポニーテールにし腰には膝までの前掛けをし腰にハサミ等をぶら下げてた。
この格好で買い物はちょっと無理があったか…
私は下を向くと…
『一緒にお店まで行きましょう。妹の海莉さんにもお逢いしたかったので翼も一緒に連れて行きますからみんなで行きましょう…』
とアイツが言った。
私は頷くしか無かった…
アイツは広間に戻り翼さんを連れて戻って来た。
ついでにうちの母も一緒に…
「愛莉!あんたは気分が悪いって言っておいてその格好は何なの!」
母の言葉に…
『おばさん。僕がお店に連れてって欲しいとお願いしたんですよ。だから愛莉さんを叱らないで下さい。』
アイツは母に言った
母はアイツの言葉を真に受けて…
「翔さんが愛莉に言ったんですか?では仕方ありませんね…愛莉?ちゃんと翔さんと翼さんをお店に案内して海莉を紹介して頂戴ね。」
母は私に言った…
母よ…
貴女はこいつの話を信じるの?
こいつは嘘を言ってるのに…
私は心の中で思いながらも母に解った。と返事をして家を出た。