嫌なアイツ
終話した事を告げるプープープーと言う音だけが私の耳に響いた。
海莉は一体なにを考えてんだか…
私は携帯をポケットに直し翔に長野にある家に来る様に海莉に言われた事を話した。
そしてメモに書かれてた内容も話をし私が長野にある家に住んでた事も話しその家に来る様にと…
車で2~3時間で着くから…
と翔に言うと…
『解った。じゃ俺は一旦、家に帰って服を着替えて荷物を持ってまたここに戻って来るからそれでいいんだろ?』
翔の頭の回転の速さにはいつも関心してしまう…
言っただけでどうしたらいいのか?たいした説明をしなくて済むから…
時々、記憶が戻ってるんじゃ無いの?
と聞きたく成る事がある。
現に私を【あんた】から【愛莉】と呼ぶように成ったから…
私が錯覚を覚えてしまうのは仕方がない事なんだけど…
私は翔に悪いけど…よろしく。
そう言った。
私は父に電話を入れる為にまた携帯を取り出し父に電話を入れた。
父が出て話をすると父は母から聞いて知ってると答え私に行って来いと言った。
店の方は母が出てくれると言う話になってたから…
私は解った。
父に言って電話を切った。