嫌なアイツ




家にも電話を入れ田村さんに事情を説明すると田村さんは父から電話で聞いてるので私に気を付けて長野に行って来る様にいい私との電話を切った。



なんか?


段取りが良くない?


私だけかな?


こんな事を思うの?




私はう"~ん…


と悩んでると…



『愛莉?眉間に皺が寄ってるよ!』


翔の声で私は考え悩むのをやめた。



翔はとにかく一旦、家に帰るから…

そう言って店を出て行った。



私はなんか腑に落ちない…

余りにも段取りがいいので疑いの眼で様子を観る事にした。



夕方前に成り翔が店に来た。


カイザーとジュリアが扉の外に居るのが目に入り…



私は翔を押し退け…



【カイザー!ジュリア!】


名前を呼び二匹の所へ駆け寄った。



私の姿を観るなし二匹は私に突っ込んで来て私はバランスを崩し尻餅をついた。二匹は尻尾を振り肩の上に前足を乗せ顔を舐めたり私の手をあま噛みしたりしばらく私と二匹は笑いながら戯れてた。



『やっぱりカイザーとジュリアは愛莉が好きなんだな…』


翔がフッと言った。




私はしまった!!

と思っても後の祭りだった…





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