嫌なアイツ





家の前に見慣れないポルシェとZが停まりその2台の車から各自、双子の私達が降りて来ると…


村井さんが…


〔お嬢様方だったんですか?連絡をくれれば私、村井が迎えに参上したのに…〕


と言ったので私は海莉にほら!言ったじゃ無い!と言うと…



【ポルシェに乗りたかったんだもん!いいじゃない!】


と海莉は返事をした




私は饗庭さんの方へ行き家でお茶でもしませんか?

と訊いてみた。



「いいんですか?」

と言う返事に…


私は今日、カフェでご馳走に成ったお礼と送って貰ったお礼に…


と話したら…



『じゃ僕もお茶を呼ばれます。』


とアイツの声…



はぁ~
忘れてたよ…
この人の存在を…




私は二人に井村さんが停めてる場所へ車を止めて下さいといい…

井村さんに車を停める場所を案内してあげてと頼んだ。




車を停め二人は車から降りこちらに向かって歩いて来た。


私はそれをずっと観てた。



この二人は絵に成る二人だな…

そう思って…




私と海莉が先を歩き扉を開けると…



田村さんが出迎えてくれた。


私は執事の田村さんに応接間にコーヒーとクッキーを4人分頼んだ。







< 56 / 450 >

この作品をシェア

pagetop