嫌なアイツ
滑り台に移動中も何故か?みんなの注目を浴びた…
私の格好がきっと変なんだろう…
そう思ってたから…
そしてアイツが格好いいから…
私が離れる様にゆっくり歩くペースを遅くすると…
『愛莉さん?遅いですよ!』
とアイツは私の手を握り先を歩き出した
止めて欲しい…
私は下を向いたまま歩き階段を上り頂上へ着くと…
…………………。
たっ!
たっ!
高い!!
私は降りたい…
階段を降りたい…
下に行きたい…
そう思ってると…
[二人乗りですか?それとも一人乗りですか?]
と係りの人に訊かれ
アイツは…
『勿論!二人乗りっしょ!!』
と係りの人に行った
私はアイツの膝の間に乗る事に成った。
しかも…
私が前…
怖過ぎる…
『愛莉さん?僕が後ろから持ってますから大丈夫です。』
アイツの言った通り
アイツは私を股の間に乗せ私の腰に両手を回し私と密着する形に成った。
準備も出来て…
係りの人にアイツの背中を押され…
滑り出した大きな浮輪の上に乗る私とアイツ…
私は怖さの余り…