世界を守れそうな6人
時間だけが無情にも過ぎて行き。

気付けば満足そうな佐和とどこか落ち着かない様子の柚太が帰って来た。

優先のパスがあるとはいえ、待ち時間はかかる。

それなのに彼らは郁人が想像していたよりも遥かに早く戻って来たのだ。


「……お前の言いたい事は十分に分かる。何も言わなくても、な」


驚きを隠せない郁人に柚太は軽く肩を叩き、何故早く戻って来れたのか事情を説明し出した。

優先パスを使って一気にスタート地点の中腹までやって来た2人。

隣の列を見れば、優先パスも使わずに並ぶ人々の行列はなかなか進む気配が見られない位の混雑であった。
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