疑う心

悲劇が起こる前

「ねぇねぇ、海夏ー」


「なにー、心愛ー」


心愛がわたしに話してきた。


「ここ分からないんだけどー」


「んーどこーあーここはー・・・」


今はテスト前の時期で、勉強してる人はそう少なくない。


頭があまりよろしくない柚季と心愛は、よく私に質問する。別にいいんだが....


「えーなんで、こーなるのー?」


2人とも同じことを言った。
柚季は理解力はあるが心愛はちょっと面倒だ...


「だからーここは、こうしてー・・・」


もう一度説明する


「あーなるほど、海夏ありがとう!」


「ありがと〜!」


2人とも理解したようでよかった。


「いいえっ、あっそうだ、昨日のテレビ見たー?」


私は2人に話しかける


「見た見たー!むっちゃ面白かった!柚季はー?」


心愛が柚季に話しかけた。


「んー、まだ見てなーい、面白かった?」


「むっちゃ面白かったで!帰ったら見てみ〜」


私は柚季に言う。


「おっけ〜、見てみるね〜」


私たちはとても仲が良いグループだった。
そんな時私はやってしまったと思った。

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