音ちゃんにお任せ
カフェのバイトも少しずつ慣れてきました。
飯島さんの厳しい指導にも何とかついていき、由紀子さんの優しさに救われています。
「頑張ってるね、音ちゃん」
「あ、オーナー」
お忙しいようで、あまりカフェにいないオーナー。
今日は珍しく朝からずっといらっしゃるのです。
爽やかな大人の笑顔を浮かべています。
「少しは慣れたみたいだね」
「はい!いろいろ教えていただいているので」
「そっか。ねぇ、もしよかったらなんだけど。瑞己が戻ってきても、バイト続けてみない?」
「え・・・?」
バイトを・・・?
バイトというものに興味がないわけではありません。
初めてやってみて、楽しさも見出してきました。
一人暮らしをさせてもらっているし、少しでも足しになるなら・・・。
「どう?少し、考えてみてよ」
「はい・・・」
一ノ瀬くんと一緒に・・・。