音ちゃんにお任せ



壁にもたれかかり、目を閉じる。
胸のドキドキは相変わらずで。


それでも、一人じゃないという状況にホッとしている。




一ノ瀬くんが隣にいる。





不謹慎ですが、嬉しいとすら感じているのです。






「おやすみなさい、一ノ瀬くん」

「ああ。お休み」




ごめんなさい。
こんな状況も、少しだけ喜んでいるのです。







一ノ瀬くんは、どうなんでしょう・・・。






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