音ちゃんにお任せ



「ご、ごめんなさい!違うんです。そんなわけないって私は言ったんですけど・・・」




言い訳のように連ねた言葉。
一ノ瀬くんはなにも言わないまま。


怒らせてしまったでしょうか。




「すみません・・・」




空回り。





「違わないって言ったら、どうすんだよ」

「えっ・・・」





ぶっきら棒に投げかけられた言葉。
私は意味が理解できず呆然とする。

今、なんて?




「・・・忘れろ。もういいからさっさと寝ろ」

「は、はい・・・」





話は結局反らされ、それ以上話をつづけるわけにもいかなくなってしまった。




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