【完】私が恋したプリンス*
青い空と雨は正反対のもの同士で。
だけど、なぜかそれは幻想的でとても綺麗。
ねぇ、今、凛くんは…
なにを考えてるの?
心の中でそっと問い掛けてみる。
少しでも、凛くんの気持ち軽くしてあげたいよ。
そんな時、カフェにベルの音が響き渡った──
皆の視線は一気に出入口に向けられる。
そこには傘を持った1人の綺麗な女性の姿。
髪を綺麗にサイドで結っていて、その髪を垂らし深くその場で頭を下げた。
それに合わせ、私達もバラバラと頭を下げ挨拶をする。