【完】私が恋したプリンス*
トン──
「ほら、歩いて」
扉の前で立ち止まっていた私の背中は押され、その反動で1歩前に出る。
てかこの声…
「優人?」
「なに?ほら、早くおいで」
どうやら私の背中を押したのは優人らしい。
知り合いがいることに安心し、私は優人の後に続いて歩いた。
そして、近づいて分かったんだ。
私が、
「やぁ、久しぶりだね、那姫」
「来るの遅いんすけど」
「…」
誰に呼ばれたのか。
私は、とんでもない人達…
この学園の王子様3人に呼び出しをくらったのだ。