忘れない物語
蛍の危機
「*もしもし、ほっちゃん?」

「*ちーちゃんっ!た、助けて!!」

「*え、どうしたの?」

「*よくわからないんだけど、

見知らぬ人達に、追いかけられてて…

!!」

「*今、どこにいるの?」

「*…旧校舎の中にいる…!」

旧校舎、それは今の新校舎の隣に立つ

木造の校舎のことだ。

「*わかった。今からそっちに行くか

ら」

「*うん…ありがとう。ちーちゃん」

私は通話を終えると、ベットから立ち

上がった。

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