君と私の距離


しばらくして、ご飯も食べ終わり、2人で
静かな住宅街を歩く。


「いっちゃん。」

「ん?」

「ずっと、そばに、いてくれるよね?」


私の問いに、いっちゃんが答えてくれることは、なかった。


ズキズキ痛む胸

泣きそうになる。


いっちゃんは、
じゃーなと私の頭を撫でると、ゆっくりと帰っていった。

< 108 / 399 >

この作品をシェア

pagetop