夏休みの勲章
それからおじさんの鼻歌も止まり、トラックの中は静かになった。


あかい橋を過ぎてからは、ずっとじゃり道。


たまに大きな石があったりもするけど、僕の体は小刻みに揺れてる。


声をだしたら、声まで揺れそうだ。


じゃりの一本道をずっとすすんでいくと、おじさんの運転するトラックが停まった。


「あ〜やっぱりな。」
< 27 / 100 >

この作品をシェア

pagetop