史上最強恋愛警報!
なんだか隣に人の気配がして、
恐る恐る頭だけ動かして、その気配の方を見ると……。
「……わああああっ!?」
真琴先輩がすやすやと寝ていて、
つい叫んでしまった。
「んー、ヒナちゃん……?
おはよう……今何時〜〜?」
真琴先輩は、私が隣で寝ていたことが
当たり前かのように聞いてきた。
「えっと……朝の4時半です」
「あー…起きなきゃいけない時間、
30分すぎちゃったけど、
今日だけ……特別」
30過ぎちゃったって……
今日、学校お休みなのに!?
「お休みの日も4時起きなんですか!?」
「……うん」
未だに眠そうな真琴先輩は、
薄く目を開けて私を見て、
微かに微笑んで、再び目を閉じてしまった。