【完】わたしの恋のキューピッド
私たちが屋台を物色していると、
ひとりの女性が声をかけてきた。


と言っても声をかけられたのは私ではなく
真司先輩の方だった。


「真司!もう!探したんだから!」


「美雪、なんだ、お前も来てたのか」


「うん!」


真司先輩ととても親しそうに会話を続ける女性・・・。


誰なんだろう・・・、
真司先輩の知り合い・・・だよね・・・?


私はなんだかもどかしい気持ちになり、
慌てて真司先輩に声をかけた。


「あの!し、真司先輩!このひとは・・・?」


「あぁ、ごめんごめん。
これ、俺の幼なじみの大神 美雪
うちの部活のマネージャーでもあるんだ」


「真司?この子は?」


今度は美雪さんが真司先輩に
私のことを質問した。


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