【完】わたしの恋のキューピッド
学校に着き、靴を履き替えようとした時に
隣から悠斗の嬉しそうな声が聞こえた。



「うお~!!」


「な!なんだよ!?
・・・びっくりたー!」



「おい見ろよこれ!俺の下駄箱に入ってた!」



「ん?」


悠斗は1枚の折りたたまれた紙を持っていた。


「なんだそれ?」



「なにって~!ラブレターに決まってるだろ~?
俺はお前と違って~モテるし~
可愛い子に告白されちゃったら~すぐにOKしちゃうもんね~」


「はいはい、でも普通ラブレターって
便箋とかに入ってるんじゃないのか?
それは、紙1枚だけだな・・・?」


「んなこと俺は気にしなーい!」



ニヤニヤしながら言う悠斗は
すぐに折りたたまれた紙を開いた。


「え~っと?なになに~?」

しかし、嬉しそうな顔をしていた悠斗の顔は
どんどんと青ざめていった。


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