【完】わたしの恋のキューピッド
私は情報をメモした紙を出した。


「えっとね、彼の名前は飯塚雄二って言って、
読書が趣味なんだって!あと、
今やってるミステリードラマを見てるらしいよ!」


「そうなんだ!
教えてくれてありがとう!」


「・・・。
ごめんね、こんな少ない情報で・・・」


「ううん!そんなこと無い!
すっごくいい情報だったよ!それに・・・」


急に桃菜は下を向いた。

「なに? どうしたの?」


「わざわざ私のために情報を集めてくれたんでしょ?
・・・迷惑じゃなかった?」


「何言ってるの!!」

私はつい大きな声を出してしまった。


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