ほたるの初恋、消えた記憶

いざ、北海道へ

美幸と修学旅行用のキャリーバックを買ったり、可愛い私服と下着まで買い揃えた。


ワクワクが止まらない。


当日祐吾が迎えに来てくれるのを断って、父さんに高校迄送ってもらう。


家族みんなからお守りを貰ったが、これって必要かな。


父さんが余分にお小遣いくれたけど、母さんとじいちゃん、ばぁちゃんもくれたんだよね。


こんなに使い切れないよ。


弟たちからは1000円づつ預かった。


生キャラメル買ってこいと。


姉ちゃん金ないだろうと言われた。


私ってどれだけ金がないと思われてるのか。

情けない。


修学旅行当日、美幸とバスに乗った。


胸が一杯で朝ごはんが食べられなくて。


伸びた髪はポニーテールにしてみたんだけど、ちょっと恥ずかしい。


美幸が可愛いと誉めてくれたが、健人に無理するなと言われ、祐吾は似合ってるよと言ってくれた。


ふん。


健人の意地悪。


空港に着くと半端ない緊張感だった。


人が多すぎるよ。



















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