ほたるの初恋、消えた記憶
みんなは朝食を済ませて民宿にいったらしい。


家族連れのお客様が多くて、昼は外でバーベキューする為、みんなで手伝に行ったのだ。


今はバーベキューの気分ではない。


「ほたるの昼食作るから、一緒に食べよう。」


あまり食欲もないけど、祐吾が私の為に作ってくれるのだから。


あっさりしたものが食べたいかな。


「ソーメンでいいよ。」


「スペシャルソーメンを作るよ。」


スペシャルソーメンって?


なるほどこれはスペシャルソーメンだね。


ソーメンの上に茹でた豚肉、トマト、玉子、レタスも乗っていて、ピリ辛のタレがかかっていた。


美味しい。


食欲がないなんて嘘みたいに、パクパク食べてしまった。


ほたるはそうでなきゃ。


祐吾が嬉しそうにわらった。


《何処にも行かないでね。》


祐吾が頭を優しくなぜた。


ほたるは本当に泣き虫だねと言う。


心の声が祐吾に届いたのかな?


祐吾は何も言わないで、ただ優しい目で私を見つめていた。














< 122 / 187 >

この作品をシェア

pagetop