ほたるの初恋、消えた記憶

楽しみな夏休み前半

今日から夏休みだ。


今年の夏休みは民宿の手伝いだけでなく、部活にも参加する事にした。


大会へ向けて頑張ろうと思う。


顧問の菊地が剣道部の合宿を、うちの民宿でやると言い出し、民宿代を部費からは出せない為、部員みんなでバイトするという言う勝手な話だ。


父さんは民宿代はいらないと言ったけど、菊地がそれはあつかまし過ぎると思ってるらしい。


二拍三日の合宿は薪割りや部屋掃除、野菜の収穫等、何でもやるようだ。


剣道部は2年生が5人と1年生は2人だけ。


私は民宿に泊まらなくてもいいと思うけど、菊地がみんなで行動する事に意味があるのだと言う。


はい、はい、分かりました。


朝5時起床、民宿の裏山をウォーキング。


アップダウンがあり、これがかなりきつい。

菊地は気持ち良いと言うけど、ただ疲れるだけだ。


朝ご飯も外で飯ごうで炊いて、おにぎりだけだなんて、お腹が持たない。


昼休は外でバーベキューだが、焼そばだけ。


腹が減ってフラフラ。


水を飲んで我慢。


普通に食べようよ。


何でみんなが文句を言わないのか、不思議だ。











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