*武士の花*~花は桜木、人は武士~
それは、斎藤からの連絡だった
「御陵衛士というより…伊東さんが、近藤局長の暗殺を企てているそうです!」
近「わかった、引き続き連絡をくれ」
近藤さんは、大して驚くことなく冷静だった
土「知っていたのか?」
近「あぁ」
聞くまでもないか……
「うぅーんっ」
七重が目を覚ます
「渉は!?ねぇ!?どこにいるの?」
無邪気に笑いながら、俺達に問う
烝「ここにはおらん、お前なにされたんや?」
「え? ああ… 多分… 力をとられたんじゃないかな?弘吉さんには、話してたけど、私… 少し先が見えて……
あれ? しってました?」
土「渉も見えたんだ」
「そんなはずないです!!あの力は、私だけ!男でなければ、使えないんです!」
近「君は、女になった」
烝「これで、元通り……アイツそう言っとった」
山崎は、渉の口の動きを読んだらしい
弘「俺……谷口先生に頼まれていたんだ
渉をひとりにしないでくれって
渉… 別人みたいだった……
どうなってんだよ……」
弘吉の情けない声が部屋に響いた
「元通り… そうね……
私が七重で、あっちが渉…
そうだわ… 元通り… ふふふっ」
七重が笑う
俺は、その姿に苛立ちを覚えた
渉…本物の七重が、あんなにコイツを想っていたのに……
コイツは、渉の事をちっとも心配していない……
「御陵衛士というより…伊東さんが、近藤局長の暗殺を企てているそうです!」
近「わかった、引き続き連絡をくれ」
近藤さんは、大して驚くことなく冷静だった
土「知っていたのか?」
近「あぁ」
聞くまでもないか……
「うぅーんっ」
七重が目を覚ます
「渉は!?ねぇ!?どこにいるの?」
無邪気に笑いながら、俺達に問う
烝「ここにはおらん、お前なにされたんや?」
「え? ああ… 多分… 力をとられたんじゃないかな?弘吉さんには、話してたけど、私… 少し先が見えて……
あれ? しってました?」
土「渉も見えたんだ」
「そんなはずないです!!あの力は、私だけ!男でなければ、使えないんです!」
近「君は、女になった」
烝「これで、元通り……アイツそう言っとった」
山崎は、渉の口の動きを読んだらしい
弘「俺……谷口先生に頼まれていたんだ
渉をひとりにしないでくれって
渉… 別人みたいだった……
どうなってんだよ……」
弘吉の情けない声が部屋に響いた
「元通り… そうね……
私が七重で、あっちが渉…
そうだわ… 元通り… ふふふっ」
七重が笑う
俺は、その姿に苛立ちを覚えた
渉…本物の七重が、あんなにコイツを想っていたのに……
コイツは、渉の事をちっとも心配していない……