幼なじみはアイドルの先輩
四苦八苦してる間に杏がまたスマホを手に。
『…………聞こえるか?』
いくぶんマシになった。
「聞こえますよ」
『いいか。落ち着いて聞けよ』
「……はい」
先に杏が電話終わったみたいけど、立ち上がってトイレ行っちゃった。
『愛結が…………』
トイレから嗚咽が聞こえてきた。
…………社先生の内容って杏と同じ?
「待ってください。愛結は海外で武者修行中ですよね?もうーー」
『愛結が…………愛結が、心不全で亡くなった』
「う…………そ…………」
『明日の午後仕事あるだろ?メンバー代表して取材対応してくれ。また連絡する』
社先生の言葉も、杏の嗚咽も耳に入ってこない。
なんで…………。
なんでよ…………。
どうして!!
どうして何にも言わずに誰よりも早く私らの手の届かない場所に行っちゃうの!!
『…………聞こえるか?』
いくぶんマシになった。
「聞こえますよ」
『いいか。落ち着いて聞けよ』
「……はい」
先に杏が電話終わったみたいけど、立ち上がってトイレ行っちゃった。
『愛結が…………』
トイレから嗚咽が聞こえてきた。
…………社先生の内容って杏と同じ?
「待ってください。愛結は海外で武者修行中ですよね?もうーー」
『愛結が…………愛結が、心不全で亡くなった』
「う…………そ…………」
『明日の午後仕事あるだろ?メンバー代表して取材対応してくれ。また連絡する』
社先生の言葉も、杏の嗚咽も耳に入ってこない。
なんで…………。
なんでよ…………。
どうして!!
どうして何にも言わずに誰よりも早く私らの手の届かない場所に行っちゃうの!!